■レッスン再開に関してキハラ楽器の想い

新型コロナウイルス対策として、休講にしていたレッスンを再開するにあたり、弊社の想いを述べておきます。

 

日本国内では、厚生労働省の方針が医療崩壊を防ぐことに注力した結果、今のところ医療崩壊にはいたっていません。

限りある医療リソースを、重傷者に集中させるため、軽症者のPCR検査を控えることで、感染者の増加を緩やかにしています。

一日当たりの患者数が抑えられるため、効果的な方法で、医療崩壊に至った他国のような状況にはなっていないのです。

ただし、感染のピークを後ろにずらす方法なので、このコロナウイルスの終息には、まだまだ時間がかかるようです。

 

一方で、自粛ムードが広がることで、経済や教育現場に混乱が広がっています。

学校が突然休校になってしまったため、預け先として学童保育が急増したり、預け先のない母親が職場に出れないケースもあります。

また、3月に予定されていた授業は受けずに新学年に進学するので、子どもたちの教育を受ける権利が犠牲になっています。

医療崩壊は何とか防がれていますが、このままでは子どもの教育崩壊が始まるのではないかと危惧しています。

 

音楽の習い事は、他に比べて努力の積み重ねを求められます。

レッスンの休講が長引くと、今まで積み重ねてきた努力がゼロになってしまいます。

レッスン休講の長期化は、音楽の教育崩壊を簡単に招いてしまうのです。

 

幸いにして、今のところ広島県では感染者が1名だけしかでていません。

政府は、緊急事態宣言を発令できるよう、特措法を成立させました。

これから先、広島県に緊急事態宣言が発令される時がくるかもしれません。

教育崩壊を防ぎつつ、いざというとき対応できるよう、

できる限りの感染防止対策をした上で、レッスンを再開した方が良いと判断しました。

 

ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

キハラ楽器 代表取締役 木原正好